発音だけでは英語力はつかないけれど

発音と英語学習の関係 ――― 発音だけでは英語力はつかないけれど


発音できると聞き取れる、と言われますが、これはある意味、本当です。

ある意味と書いたのは、厳密に言うと、「音」が聞き取れるようになります。
自分で発音できるようになり、そして聞き取れなかった音が聞こえてくるのは、うれしいものです。

けれど、発音をやるだけでリスニング力が自然に伸びる、わけではありません。
音が聞こえてきても単語の意味を知らなかったり、速さについていけなかったりすると、頭には「音」がのこるだけで、何を言っているのか理解できません。
聞き取れるようになるには、リスニングのトレーニングが必要になってきます。

このように書くと、発音をしても、英語力は変わらないのか・・・と残念に思われるでしょうか?

ならば、余計な事に時間と労力を使わず、リスニングの勉強をした方がいい、と思われますか?


日本の英語教育は、「英語の音」や「英語のイントネーション・強弱・抑揚など」を重要視していない、または全くしないので、多くの人が英語の正しい音を知らずにカタカナで代用してきています。英語には日本語にない音が多く、また言語体系も違います。日本語の調子でしゃべる英語は、ネイティブには英語にすら聞こえないほどなのです。

「発音」をしているかしていないか、でその後の英語学習は大きく変わってきます。
語学は短期間では習得できません。

長い道のりを余計な苦労をして、また苦労の先に得たものが、外国で通じない英語だった、とはあまりにも悲しいことですが、日本で現実に起こっていることなのです。


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(10/4/13)