発音に無頓着がこわい

発音の得する知識 ――― 発音に無頓着がこわい


英語の音をカタカナで置き換えて学習をしていると、色々と後から問題が起こってきます。
例えば、海外では通用しない日本人だけに通じる「井の中の蛙」になったり、覚えた単語やフレーズを正しい音で覚えなおす、といった二度手間になったりというようなことです。

だから、そうならないようにしっかりと発音を学んでいきましょう、と具体的に指導させていただいてるわけですが、「発音が悪い」とか「苦手」とか「発音コンプレックスをなんとかしたい」と思っている方は、実はそれが意識の高さを表しているので、かなり発音に関し進んだ位置にいるし、英語力へ活かすことに近づいていると言えるのです。

なぜなら、それ以前に全く気にしない・問題だとも思わない方の方が多いからです。
つまり「英語の正しい音」「発音」の重要性どころか、教育や学習の中で意識すらされず、発音を学ぶことへの誤解や勝手な思い込みがそのまま一般的な考えとなってしまっているのです。

悲しいことに、私も昔はその1人で、学生の頃も、英語スクールへ行っている頃も、先生方からも周りからも発音の指摘はなかったので、実際にその重要性に気づくまで、長い月日を要したのです。
10~20年前に比べると、現在は「発音」が見直されているような気はするけれど、まだまだ少なすぎます。

多数派の意見が正しいとは限りません。
好況・不況にかかわらず英語は常に高い関心があるようですが、受験英語や商業目的の甘い言葉に惑わされたりして、「実践で使える英語」に必要なことが定着しないままなのは、本当に残念に思います。

大事なことが埋もれてしまわないように、一人一人が、特に1人でも多くの英語指導者が正しい知識を持ち、通じる発音を意識しなければなりません。

発音に対して無頓着なことが一番こわいと思っています。

(10/6/26 revi)

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