単音(音素)だけでは不十分

発音練習に役立つ話 ――― 単音(音素)だけでは不十分


市販の発音の本を開くと、英語の子音・母音が並んでいて、それぞれの音の出し方が解説されています。
発音を独学されている場合、付属のCDに従って子音・母音の練習をし、そしてその音を含む単語の発音練習をいくつかして、それとなく近い音が出せたから一通り練習して終わり、になってしまうことが案外多いのではないでしょうか。

ですが、発音の場合は、それだけでは簡単な知識で終わってしまいますので、さらに次の練習へ意識して進んでください。

単音ができても、他の子音や母音がくっついたりすると、舌がもたついたり口がうまく動かなかったりして、発音が難しくなります。

例えば、


■ f 、v の子音に母音がついた音
⇒ fA 、vA(fan/factor/vast/value/advantage など)

■ f に +子音 +母音 が続く音
⇒ fre 、fru(friend/fruit など)

■ l の前に 子音がつく音
⇒ kl、pl、fl、bl(class/please/place/fly/blue など)

■  子音が3つ続く音
⇒ str、spr(strike/street/spring など)



上記はほんの一例ですが、単音ができていても、こういった音の連続をなめらかにつなげて発音しようとすると、最初はスムーズにいきませんが、何度も口を動かして発音練習することでできるようになってきます。

単音できたからあとはつなげるだけだし、と思ってやらないと、知識が『体得』に変わりませんし、「音読」「ききとれる」「実践英語力」ということに、なかなかつながっていきません。

英語は、「音節(シラブル)」が重要で、音節を一息で発します。
音節とは、母音をひとつ含む音の固まりです。

音の組み合わせがうまく発音できるようになってくると音節を一息でスムーズに言えることにつながります。
そうして音節単位が発音できるようになり、その音の固まりを意識して聴くことで、やがてリスニング力が養われていきます。
単音を聴き取ろうと構える必要はありません。

発音は、体に脳に音を定着させるために、たくさん反復練習をしましょう。

(10/6/30 revi)